「文化作りは秘伝のタレ作り。」創業時からずっと変わらない、文化を継承し続ける秘訣
こんにちは!株式会社シアンの原田です!今日は、これまで学生起業や、数社の売却などいくつかの会社経営に関わってきた私が思う、創業時から続く文化の継承方法について話していきます!
上手く行く会社とそうでない会社の違いはズバリ、事業体に合わせた文化が広く染み渡ってること。作るだけでは不十分で、創業時に明文化した文化を、秘伝のタレのごとく根本は残しながらも全員で継承し続けることが不可欠です。
会社っぽい会社を作るのは、そんなに難しくない
ところで、会社っぽい会社を作るのはそんなに難しくありません。
オフィスを構え、勤務時間を決め、定例会議を作り、役職と組織図を決め、そこに人が集まって事業があれば定義上の会社としては成り立ちます。けれど、これだけでは100年続く勝ち続く会社を作ることは難しいです。
シアンが目指しているのは「More than a company.」会社以上の存在というビジョン。旅路を楽しみ、思い出を作りながら、世の中に存在感のある偉大な会社を残していく。そんな意味合いを込めています。
その姿を体現すべく、創業当時から色んな角度で創意工夫をしてきました。
会議の名前は参加したくなる面白いネーミングをつけ、会議の冒頭では最近のプライベートを話すgood&newをやり、エンジニアがリリースしたら全員でお祝いをしたりと、他の会社では見られない独自の文化があると思います。
文化は、それを伝え続けられる継承者が必要
じゃあこれって、誰がやるんでしょうか?会社の偉い人でしょうか?もちろん、トップのコミットがまず第一です。だけどもっと大事なのは、文化の継承者です。
会社の文化に共感し、それを体現し、隣人に伝えられ続けられる人がいなければ、そこで文化は途絶えます。世界中の歴史ある国々が、これまで記号や文字、口頭での伝承によってその文化の重要なことを何千年も継承し続けてきたように、一つの会社の文化をとっても、継承者が必要です。
楽しく働く工夫、重要なマインドセットの説明、事業が勝ち続けられるための仕事の根本的な考え方。こういった、会社の文化に根付く色んなものを、そこにいる誰かがチームに伝え続けてはじめて、文化はワークすると思います。
だから私は、日々楽しい会議名を考え続けるし、お祝いし続けるし、必要があればでかい声出して意図的にいい雰囲気を作りにいきます。
これをサボるとどうなるのか?少しずつ文化が薄まって、最終的には文化は消え去るでしょう。言葉として、毎日紡ぎ続ける必要があるんです。
文化作りは、秘伝のタレ作りと同じ
なので、文化作りというのは、ラーメン屋さんの秘伝のタレ作りと同じだなと、ふと思いました。
会社の創業者たちが大事にしてきたものが無くならないよう、日々伝えていきたいものです。もちろん、世の中の状況、事業の状況に合わせて、何度もそのコアとなるものはアップデートしていく必要はあります。シアンでも何度もMVVを見直し、言葉に定義し直し、それが伝わる仕組みも考え直してきました。
そんな変化のなかでも、文化を紡ぎ続け、新しい風として文化を加算できる、そんな人が入ってきたタイミングで会社の雰囲気も大きく変わり続けてきたと思います。秘伝のタレにより深みが出る、そんなスパイスを持った人と働いていきたいなと、最近は考えてます。
偉大な会社には、偉大な文化があります。文化を作る最小単位は言葉です。今後10年、30年、100年後も世の中に残っているような偉大な会社を作れるように、今日も文化を継承してきましょう。そしてそんな文化を継承し、加算してくれる人からの応募をお待しています。